予防接種の必要性
予防接種はどうして受けるの?
VPDとは、Vaccine(ワクチン)・Preventable(防げる)・Diseases(病気)=「ワクチンで防げる病気」のことを言い、日本の子どもたちがワクチンを接種できる病気には、肺炎球菌、ヒブ感染症、百日咳、ジフテリア、破傷風、ポリオ、ロタウイルス、結核、はしか、風疹、おたふくかぜ、水ぼうそう、日本脳炎、インフルエンザ、子宮頸がん、B型肝炎などがあります。
予防接種は「お子様の大切な命を病気から守るため」、感染予防、発病予防、重症化予防、感染症のまん延予防などを目的としています。
日本脳炎、破傷風、結核などの病名は聞いた事があっても実際に体験したという方は少ないと思います。でもかかってしまった場合、重い後遺症を残したり最悪の場合命をかかわることもある病気、せっかくワクチンある恵まれた環境にあっても接種しなければ病気の予防はできません。
「予防接種さえしていれば、こんな事にならなかったのに.....。」大切なお子様を守るためにも、ぜひ予防接種を受けさせるようにしましょう。
予防接種前後の注意
安心して予防接種を受けるために。
【前日】
- 予防接種の必要性を理解したうえで受けましょう。
- 前日だからと神経質になる必要はありません。普段通りの生活を送り、入浴では清潔さを保つようにしましょう。
【当日】
- 普段と変わりありませんか?お子様の場合、ご両親が体調をしっかり確認してあげてください。
- 咳や熱があったり、鼻水が出ているなど、いつもと様子が違う場合は、かかりつけ医に症状を詳しく伝え、予防接種を受けて良いか判断をあおぎましょう。
【持ち物】
- 予診票は、お子様の日頃の健康状態を良く知っているご両親が正確に記入し、母子手帳と一緒に忘れずに持参しましょう。(母子手帳は大切な予防接種の記録を記入します)
■医師に伝えておくこと■
- 急性の風邪などの兆候が見られる場合
- これまでに薬によるアレルギー症状や体に異常が出た事がある場合
- 他の予防接種を受けた際に異常がみられた経験がある場合
- 最近、本人のまわりに麻疹や風疹、おたふくかぜ、みずぼうそうなどにかかった人がいる場合
- 未熟児で生まれていたり、発育が遅れている場合
- 今までにひきつけや痙攣をおこしたことがある場合
- 中耳炎や肺炎にかかった事がある、かかりやすい場合
■こんな時は予防接種を受けられません■
- 37.5度以上の熱があるとき
- 重い急性の病気にかかっているとき
- 今回接種するワクチンの成分で、以前にアナフィラキシーを起こしている場合
- 医師が診察し接種が不適切と判断した場合
【接種後】
- 接種後30分はできるだけ安静に。
アナフィラキシーなどの副反応は、接種後30分以内にでます。万が一、異変が起きた場合に即対応できるよう、この間は病院内にて様子をみるようにします。 - 軽い運動ならOK
お子様の年齢に関係なく、外出や軽い運動なら普段通りに行って大丈夫です。激しい運動と思われるような運動の習い事などは休ませるようにしましょう。 - お風呂は当日から大丈夫です。
接種部位は清潔に保つ事が大切ですが、強く洗ったりこすったりしないように普段通りの入浴で清潔さを保ちましょう。
■こんな場合は医師に相談しましょう■接種部位が多少赤く腫れるのは副反応ではありませんが、もし肘より先まで赤く腫れた場合は、なるべく早くかかりつけ医を受診しましょう。
生後2ヶ月からワクチンを始めましょう
NAKAMENwakuchin2018122
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